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ApplePayの落とし穴

先日、AMEXオファーで
こんなキャンペーンを見つけました。

スターバックスのアプリで
3,000円分AMEX決済をすると
500円キャッシュバック






お得なキャンペーン、見落としがちな条件も

スターバックスのアプリとは
コーヒ豆やスターバックスのマグカップなどを
購入できるオンラインストアがあったり、

スターバックスが発行する
プリペイドカードにオンライン入金
することができるヤツです。

つまり、このアプリで
3,000円使うという条件は


プリペイドカードに3,000円だけ入金して
実際にコーヒーを飲みに行くのはいつでも良い

と言う、
実にデメリットのない、
エントリーしない理由が見つからない
無法地帯のようなキャンペーンでした。

私は週に1度くらいのペースで
スターバックスでコーヒーを飲みます。

週に1度というペースは
そんなに高くはありませんが、
対象期間も3ヶ月と長く、

3,000円くらいは
簡単に使うだろうなと思って
エントリーを決意。

しかもエントリーは、
ボタンをワンクリックだけで完了

このオファーを見た時、
思考停止でエントリーまでしました。





そして、エントリーと同時に
iOSの公式アプリをiPhoneにダウンロード

アプリ内に無料で作ったプリペイドカードに
ApplePayから3,000円入金したわけです。

そして、こちらが私のiPhoneの
ApplePayに登録してあるAMEXカードに
上がってきた利用明細。

確かに「スターバックス」へ3,000円の決済が
完了していることを確認できます。

キャンペーン締め切りである
2020年5月19日には余裕で間に合っていますし、
あとは500円のキャッシュバックを気長に
待つだけだと思っていたのですが…






いつまで待ってもキャッシュバックされない!

この記事執筆の直前、
2020年6月19日頃まで待っても
500円のキャッシュバックがされません!

キャッシュバックがいつまでにされるのか
しっかりと正確な日付は把握していませんでしたが

キャンペーン終了日から1ヶ月経ったら流石に
「いつキャッシュバックされるのかな?」と
気になりだしました。

そこで、AMEXの
キャンペーンページを再度確認してみると、

なんと、、、

「ApplePay経由での利用は対象外」

という注意書きが!!



そう、
私がApplePay経由で決済した3,000円では、
キャッシュバックの条件を
満たしてなかったのです!

たかが500円、されど500円

3,000円はスターバックスで
しっかりと使えるので損したわけではないのですが、
500円もらえるチャンスを逃してしまった…



でもまあ、ApplePayは便利ですが、
このようなキャンペーンの対象外になるのも
わからなくはないです。

と言うのも、

単純に考えて、
お金の流れにAppleという1つの会社が間に入り
手数料を取って行くのです。

今回のスターバックスへの支払いを例にとれば、

現金支払いであれば
「私→スターバックス」というお金の流れが

クレジットカード支払いにすることで
「私→AMEX→スターバック」という流れになり、

さらにApplePayを使うことで
「私→AMEX→ApplePay→スターバック」
とまで変わることでしょう。

AppleがAMEXかスタバ、一体どちらから
手数料を取っているかはわかりませんが、
どちらか一方が必ず手数料を払うのです。

そして、AMEXが今回のキャンペーンで
「ApplePayでの支払いは対象外」としたことから
この手数料はAMEXが負担していると予想します。

ApplePayを使われると
AMEXにとって不利益となるので
キャンペーンの500円キャッシュバックの
対象から外していたのでしょう。

もっと早く気づくべきでした…






ApplePayの手数料は0.15%

詳しく調べてみると、Appleは、
ApplePayでの1回の決済あたりで0.15%もの
高額な手数料を取っているそうです。

これは業界からするとかなり高額で、
2020年に発表された試算では、Appleが得ている
手数料収入は年間5億ドルを超えるんだとか。

これが2025年までには、
倍以上のボリュームになるらしく、
ApplePayの決済手数料は、Appleの
大事な収入源の1つになりそうです。

流石ですね、GAFA。

Appleカードも発表されたばかりで、
これからどんどんと勢いを増していきそうな
予感がしています。




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