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【自作PC】Dan Cases A4-SFX v4

久しぶりの自作PCネタ!

と言っても、
完成してからもう半年以上、
経っているのですが…

前回はThermaltakeの
Core P5 でかなり巨大な
本格水冷PCを組みましたが、

https://drmk.jp/2855/

今回は真逆です。

世界最小レベルの
超小型・超高性能ITXパソコンを
本気で組んでみました。

本格水冷ほどのコンテンツではないので、
完成後の後日談としてブログに書いてみます。






今回使ったケースがこちら





はい、今回は本格水冷ほど、
見た目にインパクトはありませんし、
中身も隙間なく詰まっているので
魅力的なポイントもありません。

魅力的と言えば、
この小さな本体が一世代前の最高パーツを使った
超高性能マシンということ。

見た目のオススメポイントは
あまりないのでサクッと紹介。

極小ITXケースは他にもありますが、
このケースを選んだポイントはなんと言っても
この「シンプル」さ。

ごちゃごちゃ装飾もなく、
アルミ製の外パネルに両サイドがメッシュで、
小さいながらにもケース内の通気性も確保された
計算され尽くしたケースだと思います。

とにかく、
この見た目のシンプルさに惹かれて
このケースをチョイスしました。






内部構成

今回の自作PCは、
なんと言っても中身が凄いんです。

こんな小さなケースの中に、
そんな高性能パーツが詰まってるの!?

と驚いてしまいそうな、
結構本格的なゲーミングPCに仕上がってます。

早速このPCの構成を
ご紹介していきますね。




ケース


Dan Cases A4-SFX v4

実はこのケース、
「超小型Mini-ITXケースの先駆者」
だったんです。

海外のクラウドファンディングで資金を集め
完成したこのケースの成功をみて、

似たような超小型Mini-ITXケースが
次々と発売されています。

「v4」と表記があるとおり、
前モデル「v2」があったのですが、

この2つのモデルの違いは
フロントパネルのUSB端子が3.0か2.0か。


※海外ではライザーケーブルがPCI Expres4.0に対応したv4.1が発売されました!

定価4万円弱のかなり高価なケースです。

ケース内部の容量はわずか7.2L!

そうにもかかわらず、
2スロット295mmまでのフルサイズGPUに
対応するという鬼畜っぷり。


※対応GPUが2スロット限定なので基本リファレンスモデルしか取り付けられません!

多くのオリジナルファンモデルは冷却ファンが強化され2スロット以上の幅をとってしまいます。

実はこのケースが、
ライザーカードを使ったGPU縦置きスタイルも、
確立していたようです。

なかなか歴史のある、
今までの自作PCの概念をぶち壊した
まったく新しいケースだったのですね。

コンパクトを追求した結果、
電源やCPUクーラーに厳しい制約があるので、
その点だけ注意が必要です。






CPU

写真

AMD Ryzen7 2700X

このCPUは、
一世代前のAMD Ryzenシリーズの
最上位CPUですね。

現行Ryzenは3000番台が販売されており、
5000番台の発売も間近に迫っているので、
少し見劣りしてきてしまいました。

前回の本格水冷PCからの移植です。




マザーボード

GIGABYTE X570 I AORUS PRO WIFI

前回のPCで使っていたマザーボードは
ATX規格で流用できなかったので、

今回のケースのために
ITXマザーボードを購入しました!

しかも、奮発して、
まだ発売から日が浅い500番台、

しかもしかも、
最上位グレードのX570です…

X570はX570でも、
ATX規格なら廉価版からハイエンドまで、
様々な価格帯がありますが、

(1万円台、 3万円台、5万円台、とか)

X570のITXマザーボードは
1つしかありません。

GIGABYTEでは、
私が買った「AORUS PRO WIFI」という、
3万円台のなかなかハイスペックなヤツ。

ITXでパーツを集めると、
なかなかお金がかかりますね。

多分、X570だし3万円と高価なパーツなので、
電源回路などが凝った作りになっていると思うのですが、
性能面についてはあまり詳しくないので…

見た目の「凄いな〜」と思ったポイントを
軽く紹介して終わりにします。

このマザーボードの
凄いなと思ったポイントは、、、

マザーボードの背面に、
金属製のパネルが全面装備されている!



ウルトラハイエンドを除いて、
こんな装備がついたマザーボードは
今まで存在しなかったはず!

X570の発熱はやばいらしく、
冷却性能の向上を目的としたパネルでしょうか。

それにしても、
デザインが施された金属パネルが、
全面に装備されているのは圧巻です。

AsRock製のX570ITXマザーにも、
背面パネルが装備されていましたが、
あちらはI/Oポート裏だけでした。

背面すべてを覆うパネルは
GIGABYTE製のコレだけですね。




GPU



RADEON RX 5700XT

はい、またまた、
5700XTを買い戻してしまいました。

前回の本格水冷PCでは、
MSIのRX580を取り付けていましたが、
超小型の超高性能PCが組みたくて、

RX 5700XTの
リファレンスモデルを購入しました。

・・・

実はリファレンスモデルを取り付けるまで、
GPU選びには相当苦労したんです。



過去にもRX 5700XTは所持して
2枚使ってcrossfireなどしていたので、
そちらの記事もチェックしてください。




電源



Corsair SF750 Platinum

今回の超小型PC用に
電源も新調しました!

というのも、
今まで使っていた電源はATX規格なので、
今回のITXケースに入らないのです。

ATXよりも小さい電源の規格が
SFXという物なのですが、

このCorsairのSFX電源は、
数あるSFX規格の電源の中でも
最高級の部類です。

750Wという大容量に、
プラチナ認証を取得している
高効率な電力供給で、

私が採用しているRX 5700XTはもちろん、
さらに電力を消費するRTX 2080tiでさえ、
電源の冷却ファン回転数を落とした静音動作で
安定した電力供給が可能とのことです。

お値段は2万円弱とかなり高額

ITXは本当にお金がかかります。




メモリ



Corsair VENGEANCE LPXシリーズ

メモリは特記事項がありません。

魅せるPCではないので、
RGBライティングなしのメモリです。

ただ、容量だけは一丁前に、
32GB×2枚で64GBもあります。

私のマザーボードに積むことができる
最大の容量となっています。

周波数は3200MHz、
レイテンシはCL16です。

見た目は普通ですが、
箱を開けてみたら凄かった
みたいな感じですね。




CPUファン



Noctua NH-L9a-AM4

この超小型ケースは、
CPUファンの制約がかなり厳しく、
高さ48mmに抑える必要があります。

この高さ制限をクリアする
CPUクーラーはかなり限られていて、
冷却性能も考慮すると

Noctua(ノクチュア)一択かもしれません。
※詳しくありませんが…

高さを抑えたロープロファイルの
CPUクーラーの問題はその冷却性能。

ヒートシンクが少ない分、
他社クーラーではファンを高速回転させて
冷却性能を補ったりするのですが、

空冷最強ブランドのNoctuaは違います。

世の中の数あるロープロクーラーで
最薄クラスにもかかわらず静音動作を
実現しています。

しかも、今回買ったのは、
「chromax.black」という漆黒モデル。

冷却性能を全く下げずに、
ヒートシンクを黒く塗装することに成功した
世界最先端の技術が詰まっているみたいです。

そして、単純に、
漆黒でめちゃくちゃ格好良い…

正直、Noctuaのスタンダードモデルの、
あの茶色一色の雰囲気が気に入らなかったので、
この真っ黒なモデルを見た瞬間即断即決でした。

お値段は1万円弱。

CPUクーラーにしてはやはり高いですね。






まとめ

前回組み上げた
Thermaltakeで統一したオープンフレーム
本格水冷PCはかなりの完成度で、

心の底から格好いいなと、
カスタマイズしながら使い続ける気でしたが、

引っ越すことになって、
小さなPCが急遽必要になりました。

そこで、せっかく組むならと、
世界最小レベルのケースで超高性能な、
男のロマンが詰まったPCを作りたく
なってしまったんです。

男って、
「超巨大」とか「超高性能」とか「極小」とか、
何かしらに振り切れているものに
魅力を感じるのでしょうね。

たしかに以前組んだ、
超巨大本格水冷PCも愛着がありましたが、
この極小高性能PCも凄く気に入ってます。

もう、4ヶ月ほど経ちますが、
今のところ新しいPCが欲しいとは思いません。

当分はこのPCを
使い続けたいと思います。



とはいえ週に2時間程度、
ゲームは一切やらずデータ整理しかしない私にとって、
このPCは明らかにオーバースペックですが…




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