皆さんご存知の通り、RaspberryPiにはHDDやSSDは付いてなく、
外付けのMicroSDにOSイメージファイルを保存しています。
OSイメージをMicroSDに入れる方法は2つあり、
WindowsやMacにMicroSDをつなぎ直接書き込む方法と、
OSインストーラーである「NOOBS」をMicroSDに入れて、
RaspberryPi側からMicroSDに書き込む方法です。
どちらの方法でもMicroSDにRaspberryPiのOSである
「Raspbian」を書き込むと不思議なことが起こります。
MicroSDがパーテーション分けされてしまうのです。
パーテーションは直訳で「間仕切り」と言う意味で、
その意味どおりMicroSDが分割されます。
Raspbianを直接書き込んだ場合だと、
先頭に56MBのbootパーティションが作成され、
残りがルートパーティションとして割り当てられます。
NOOBSを使用した場合だと、
セーフモード起動用のRECOVERYパーテーション、
bootパーテーション、そしてrootパーテーションの3つに分割されます。
これが結構厄介で、
パーテーション分けされたMicroSDをWindowsやMacにつなぐと、
1つのSDカードなのにPCでは2つと認識されます。
OSを書き込んでいた時は理由があってパーテーション分けをしていたのですが、
もし「RaspberryPiをもう使わない!でもSDカードはカメラで使う!」
とかいう場合にはすごく邪魔になってきます。
なんでかと言うと、
SDカードは容量がそれぞれ決まっているのですが、
パーテーション分けしたとしても、(当たり前ですが)最大容量は同じです。
つまり、16GBのSDカードを1/2にパーテーション分けをすると、
1つのSDカード(容量16GB)の中に2つのSDカード(8GB×2)ができます。
PCではそれぞれにアクセスできますが、
カメラ等の操作が限られている製品は、どちらか1つにしかアクセスできません。
本来のSDカードの容量を使いきれなくなるのです。
さらに厄介なのが、このパーテーション、
SDカードのフォーマット等では削除できません。
今回はこのパーテーションを簡単に削除できるソフトを紹介していきます。
SDcard formatter
https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter_4/index.html
このSDカードフォーマッター、Win版とMac版があるらしいです。
SDカード関連のソフトを調べてるとWin専用ばかりでやになってきちゃいますよね。
これはMac対応ですごく嬉しいです。
使い方は簡単。
SDカードを選択して、情報欄で間違ったものを選択してないかチェックして、
フォーマット後のSDカードの名前を指定して、フォーマットボタンを押すだけ。
ものの数秒で完了です。