私つい最近 Kubernetes を勉強をはじめまして、
Kubernetes を "k8s" と略すのは何故かな、と思い調べてみました。
この略し方、 numeronym (ヌメロニム、数略語) と言うそうです。
目次
numeronym
長い英単語を数字で省略して表現する語。
比較的長い英単語を、その先頭と末尾のみ残して、
間に残された文字をその文字数(桁数)で省略する。
1985年、DECの技術者である Jan Scherpenhuizen が
自分の電子メールアドレスの作成をシステム管理者に依頼したところ
S12n というアカウントを得たという。
この表現方法を気に入った本人が社内に広めたのが numeronym の成り立ち。
By Wikipedia
使用例
I18n, I18N, i18n
internationalization
国際化
L10n, L10N, l10n
localization
ローカライズ、地域化
L12y, L12Y, l12y
localizability
ローカライズ、地域化。
M17n, M17N, m17n
multilingalization
多言語化。I18n+L10nの状態
G11n, G11N, g11n
globalization
グローバル化。多言語化とほぼ同義
A12n, A12N, a12n
administration
管理、行政
A11y, A11Y, a11y
accessibility
アクセシビリティ、「利用しやすさ」
V12n, V12N, v12n
virtualization
仮想化
C14n, C14N, c14n
canonicalization
カノニカライズ、正規化
S13n, S13N, s13n
standardization
標準化
P13n, P13N, p13n
personalization
パーソナライズ、個人化、「個々人向けにカスタマイズすること」
D11n, D11N, d11n
documentation
ドキュメンテーション、文書化
E13n, E13N, e13n
europeanization
ヨーロッパ化、欧州化
S9y, S9Y, s9y
serendipity
セレンディピティ、「なにか素敵なものを発見すること」
N11n, N11N, n11n
normalization
ノーマリゼーション、ノーマライゼーション。情報の分野と福祉の分野で意味合いが違う
N7m, N7M, n7m
numeronym
ヌメロニム
D10e, d10e
decentralize
非中央集権化する。仮想通貨・ブロックチェーンの文脈でよく聞く
D14M, d14n
decentralization
非中央集権。d10eの名詞形。
まとめ
技術書などで出てくるヌメロニム、
まだまだ種類がありそうですね。
皆さんもアカウントIDやメールアドレスに使ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、スケートボード(Skateboad) の略である "SK8" はヌメロニムではありません。
ただ単純に頭2文字(SK) と、
残りの "ate" と発音が完全に同じな "8(eight)" を合わせたものでした。