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【Book】チーズはどこへ消えた?

目次

Kindleで読んだ本紹介 6冊目

チーズはどこへ消えた?

スペンサー・ジョンソン (著)
扶桑社 2000/11/30出版




Kindleで読んだ本、6冊目

この本は、私の友達に
強くおすすめされたのがキッカケで手に取った1冊です。

またまた "自己啓発" という分野の本になるんだと思いますが、
前回紹介した物語系自己啓発本「世界最強の商人」に負けないくらい
とても役に立つ内容でした。

本の長さ短い部類で、
30分ほどの通勤時間×3回ほどで読み終わってしまいました。

しかし、
本の厚みが薄いのとは対照的に、
内容はとても濃く、
人間の本質がギューっと詰まっていました。

調べてみたらAppleやIBM、メルセデスベンツなど
様々な業種のトップ企業が新入社員の教育にも使う本らしく、
ビジネスをする上でとても大事な考え方を養うことができる

世界が認めている本でした。





概要

Amazonの商品概要です。

この小さな本が世界のビジネスマンを変えてゆく! 迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。ところがある日、そのチーズが消えた! ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心を…。大手トップ企業が次々と社員教育に採用。単純なストーリーに託して、状況の変化にいかに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の書。状況変化への対応を説いたビジネス書として、人生のいろいろな局面を象徴した生き方の本として多くの人に読まれています。アナタの人生は確実に変わる!





この本を簡単に紹介すると
3部構成となっていて、

最初に現実世界のビジネスマン5,6人が
仲良く近況を話し合っている場面から始まり、

そのうちの1人が「チーズはどこえ消えた?」の話を
皆に紹介し始めます。



第2部にこの本のメインテーマ
「チーズはどこへ消えた?」の物語
ネズミ2匹と小人2人が毎日チーズを求めて
迷宮を走り回る様子が描かれています。

このネズミと小人、合計4人(匹)は、
それぞれ性格やタイプが違っていて、
まさに私たち全員がもっている
「単純さ」と「複雑さ」を象徴しているようです。

そして彼らが追い求めるチーズは、
私たちの幸せ、
仕事での成功であったり
友達や家族との関係を表しています。

これらは読む人がそれぞれ
置き換え考えるべきでしょう。

いろんな意味での成功をつかむためには
どんな考え方で生きていけばいいのか。

頭が良ければ幸せになれるのか
または純粋な気持ちや直感の方が大事なのか

簡単そうに見えて実は大変難しいテーマになっています。



最後に第3部として
最初のビジネスマンの会話に戻り、

この物語を紹介された人たちが今までの自分を
「チーズはどこへ消えた?」の登場人物だと誰に該当するのか
そしてこれからは誰の考え方を取り入れれば
自身のビジネスで成功していけるのか
フィードバックをしてこの本は終わります。





現代社会は目まぐるしい速度で
変化していきます。

その変化についていけるのか、
変わることを恐れて今までのやり方を貫くのか



変わることは辛い道ですが、
そこから逃げるともっと辛い道が待っている

そんなことを教えてもらえたような気がします。



私の仕事は広告運用です。

広告業界は1日という単位で変化しています。
全く新しい広告配信方法が確立されたり、
新規の競合が参入してきたり、
季節的な影響やトレンドにとっても影響される分野です。

そういう意味では毎日変化に気づき、
その変化に対応する必要があります。

昨日はうまく獲得できていたから...

なんて言ってたら1日で状況は悪化します。

そういう意味でも私の仕事に直結する
とてもシンプルでストレートな内容の本でした。



名著と言われるだけあって
すっごく難しいテーマのはずなのに
人間とネズミとチーズだけで啓発してくれる
とても素晴らしい本でした。




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