GoogleAdSense の管理画面に突然
要注意 - 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。
という警告メッセージが表示されました。
調べたら同様の警告が出たとの報告が
今とてもあるようです。
今すぐ対処しなくてはいけない
というわけではありませんが、
警告が出たままでは気持ち悪いので
調べながら対処してみました
Contents
- 1.ads.txtとは
- 2.ads.txtの警告文
- 2-1.ads.txt を設置していないサイトがある
- 2-2.ads.txt ファイルが正しく設置されていない
- 2-3.警告が消えるまでの時間
- 3.ads.txt の中身と設置方法
- 3-1.ads.txt ファイルをアップロードする
- 4.ads.txt が正しく設置できているか確認する
- 5.まとめ
目次
ads.txtとは
ads.txt(アズテキスト)は
数年前から広告業界で話題となっているものです。
近年、広告枠を偽装して
不正なインプレッションを発生させるものが増加しており、
広告主を守るために導入され始めたものです。
ads.txtは広告出稿主側に必須なもので、
広告枠を提供しているAdSenseユーザーには
現時点で必須というわけではありません。
ただ他の広告ネットワークでは推奨されているところが多くなり、
それに伴いブログサービス等では
ads.txt ファイルを設置するようになってきていると考えられます。
広告ネットワークによっては、
ads.txt を設置していないと
報酬単価が下がる可能性を示唆している所もあります。
しかし膨大な PV があるサイト以外、
現状で ads.txt を設置してもしなくても
収益性に影響は無いと考えられます。
AdSenseユーザーはads.txtの設置が必須ではないですが、
「収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。」
と警告文には表示されているため、
正しく設置できていない状態が続くと、
そのサイトでの広告配信がストップしてしまう可能性があります。
(アカウントが停止されるわけではありません。)
ads.txtの警告文
ads.txt の警告には現状で2種類あります。
それぞれ対処方法がことなりますので
どちらかを確認してください。
ads.txt を設置していないサイトがある
要注意 – ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。
または
要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。
の場合。
この警告の場合は、
「アドセンス広告を掲載しているサイトで ads.txt が設置されていないサイトがありますよ」
というお知らせなので、
すぐに対処する必要はありません。
もちろん ads.txt を設置しても構わないのですが、
正しく設置しなければ広告配信が停止されてしまう可能性があるため、
よく分からない場合や自信がなければ設置する必要はありません。
ads.txt ファイルが正しく設置されていない
要注意 – AdSense サイト運営者 ID が含まれていない ads.txt ファイルがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。
この場合は早急に対処が必要です。
サイト/ブログ運営者ご自身で
ads.txt ファイルを設置していないにも関わらず
警告が表示された場合は、
まずブログサービス等へお問い合わせください。
もしご自身で ads.txt ファイルを設置されている場合、
正しく内容が記述できていない可能性が高いため記述内容をご確認ください。
Google AdSenseの広告を設置しているサイトの
ads.txt ファイルの必要性や書き方などについては
このあと紹介していきます。
警告が消えるまでの時間
ads.txtを設置しない場合でも、
正しくads.txtを設置した場合でも、
AdSenseのクローラーが読みに行き処理されるまでに
48時間ほどかかります。
場合によってはそれ以上かかるので、
警告が消えるまで気長にお待ちください。
ads.txt の中身と設置方法
ads.txt の書き方にはルールがあり、
記載しなければいけない必須の情報が3種類あり、
任意で記載できる情報が1種類あります。
広告配信システムのドメイン名, サイト運営者のアカウント ID, アカウントのタイプ, 認証機関の ID
必須項目が最初の3つで、
最後の認証機関のIDが任意です。
これだけだと何なのか分からないですよね。
AdSenseを使用している場合は
下記のようになっていれば大丈夫です。
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
この ads.txt は
AdSenseの管理画面からダウンロードできるようです。
警告文の「今すぐ修正」ボタンを押すと
管理画面の左メニュー「サイト」へ飛びます。
そこで ads.txt を作成する。という表示があり、
「ダウンロード」ボタンを押すと
作成された ads.txt がダウンロードできました。
もしご自身で ads.txt を作成される場合は
「pub-0000000000000000」のみ変更すれば問題ありません。
※文字コードは utf-8 の形式で保存してください。
ads.txt ファイルをアップロードする
ダウンロードまたは作成した ads.txt をアップロードしていきます。
Webサイトのルートドメインに
ads.txt ファイルをアップロードしてください。
例えば https://example.com/ という
Webサイトを運営していた場合は
https://example.com/ads.txt
となるようにサーバーにアップします。
ただし、無料ブログサービス等を利用していて
ルートドメイン上にファイルをアップできないと
ads.txt ファイルも設置できません。
ブログサービス側が対応しなければならないのが現状です。
またAdSense以外の広告ネットワークを使用している場合は、
各広告ネットワークに設置方法を確認して記載をしてください。
注目されている ads.txt ですが、
まだ大手のサイトでも導入しているところは少ないです。
AdSenseでも他の広告ネットワークでも
推奨されているところが多くなってきていますが、
ads.txt は正しく設定・設置しないと
収益が下がる等のマイナス面も持っています。
現状では設置していなくても問題はありませんので、
ads.txt について十分理解できていない場合や
設置方法について不安がある場合は
設置しなくても良いと思います。
ads.txt が正しく設置できているか確認する
設置したとしても間違っていると
広告配信が止まってしまうかもしれない
ads.txt
本当に正しく設置・記載ができているか
不安になると思いますが、
問題がないかチェックしてくれる無料ツールがあります。
下記のサイトで検索ボックスに
ads.txt を設置したドメインを
入力するだけでチェックしてくれます。
https://fe.datasign.co/adstxt/
私もAdSense管理画面からダウンロードした ads.txt を設置後
チェッカーにかけてみました。
なんとエラーが(笑)
アップロードしたファイルをサーバーから確認してみると...
文字コードが「EUC-JP」になっていました。
修正後再度チェッカーにかけてみたら
無事エラーが消えました。
まとめ
やらなくてもいいことですが、
審査が厳しいGoogle AdSenseの管理画面に
大々的に警告が出ていたら怖いですよね。
設置する場合はぜひ
参考にしてみてください。