今年はうるう年。
もうすぐ2月29日がきます。
「うるう年」という言葉はよく聞きますが、
2月29日、当日のことを「うるう日」というそうです。
しかも、うるう年の「うるう」を
漢字で表すと「閏」という字を使うんだとか。
全然知りませんでした。
意外と知らない人も多いのかな?
せっかく4年に1度のうるう日ですので
さら〜っと情報を漁っていたら、
「うるう年」の語源に面白い話を見つけたんです。
それが、これ。
目次
うるう年の語源は、漢字のまんま
先ほどご紹介しましたが、
うるう年を漢字で書くと「閏年」
なぜ、
このような名前がついたか調べてみると、
とても奥深い話がありました。
中国の王様が4年に1度、はみ出た2月29日に
門の中に閉じこもり、政務を一切行わなかった
こんな言い伝えから、
「門」という字と「王」という字を使って
「閏(うるう)」という漢字ができて、、、
4年に一度、政務を一切行わなくても問題ない、
はみ出した日のことを閏日と呼ぶようになり、
それが次第に現在の閏年として定着していった…
ということなのです。
また、
"潤う" という漢字に由来し、
うるう年以外よりも1日多く潤っているので
『うるう年』と呼ばれるようになって
なんて説もあります。
2月が28日までと少ない理由
そもそも2月って、
28日までしかなくて少ないですよね。
他の月は30日か31日なのに、
2月だけ28日しかありません。
とっても不思議な設定ですが、
実はこれにも奥深い理由があったのです。
その理由が、
紀元前27年、ローマの皇帝に就いていた
アウグストゥスのわがまま
どういうことかというと、
当時の暦上では、
2月は通常の年は29日、
うるう年は30日とされていました。
ところが、
アウグストゥスが誕生月(8月)に、
自身の名前を付けて呼ばせようとした(Augustの由来)ところ、
たまたま8月が30日しか無いことに気づき、
アウグストゥスは激怒します。
そして、強引にも、
8月を31日に変更させ、
9月・11月を30日、10月12月を31日と、
8月以降が交互に30日・31日となるように
帳尻合わせしてしまいました。
さらに、
8月を余分に1日追加した帳尻合わせとして
2月を1日減らしたのです。
自らの誕生月が30日であっても、
31日であっても関係ないような気がするのですが、
アウグストゥスの完全なるわがままと言うか、
プライドの行使のために
2月に災難が降りかかってしまいます。
そのため、
2月は他の月と比較して、
日数が少なくなってしまったというのが主な理由でした。
2月が、
昔は1年の最終月とされていたことも含め、
2月は皇帝たちには軽視されていたところが
あったのかもしれませんね。
イギリスでもうるう年にまつわる面白い話が…
かつてイギリスでは、
4年間のうちでこの日にだけ
女性から男性へのプロポーズが伝統的に公認され、
男性はそれを断ることはできないとされていたそうです。
怖いですね(笑)
トランプでもうるう年の話が…
トランプは、
日本には室町時代に鉄砲と一緒に
伝えられたといわれています。
当時は「西洋カルタ」と呼ばれていました。
トランプ (trump) という単語は本来
「切り札」を意味し「ジョーカー」のことです。
トランプのマークにもそれぞれ意味があります。
クラブ
「club:棍棒(脱穀用)」のことで農夫を表している。
ダイヤ
「diamond:財産やお金」を象徴し、商人を表している。
ハート
「cups教会のカップ聖杯」を象徴し、僧侶を表している。
スペード
「espadaで剣」の意味。貴族階級(軍隊)を表している。
で、
トランプのマークはどうして4種類あるのか?
という話ですが、
4種類のマークは季節(四季)を現しており、
それぞれの季節が13週あるので
AからK(1~13)の13枚あるというのです。
1つの季節が13週なので13×7日で91日。
そして四季なので91日×4で364日。
1日足りないので
ジョーカーが1枚でジャスト365日!
1年を表していたのです。
しかしトランプには必ず
ジョーカーが2枚入っていますよね。
もう1枚のエキストラジョーカーは
うるう年の1日分だったのです。
面白いですよね〜
まとめ
うるう年の話をしだすと、
古代エジプトとか古代ローマとか、
紀元前の話まで遡ってしまいます。
数学や天文学が自然と出来上がる段階で
どうしても必要な概念だったのでしょうね。
そんな特別な日だからこそ、
上で紹介したような面白い話が残っています。
文学系な話ですが、
こうやって取り上げてみると案外面白いものです。
自分もこれを調べている時、
なんだか1つ賢くなった気がしました(笑)
いつの日か、豆知識として
役立つときが来るかもしれませんね。