目次
Kindleで読んだ本紹介 2冊目
あなたの会社が90日で儲かる!
神田昌典(著)
Forest2545新書 1999/12/14出版
この本、Kindel Paperwhite で2冊目に買った本なのですが、
実は紙媒体の本をすでに読んだことがあります。
なぜKindleでも読もうと思ったか、
それはこの本に書かれている内容が、
私の働いている会社で
もっとも大切にされていることだからです。
BtoCビジネスをされている方なら
読んで損はないどころか、
読まなきゃ損!と言い切れる本です。
マーケティングの神様、神田昌典氏が1999年に執筆された本ですが、
今販売されているものは2009年に新書化されたものです。
この本の内容がネット全盛期の今にそのまま使える、
というのは難しいかもしれませんが、
神田氏のマーケティングについての考え方
"エモーショナルマーケティング"は、
顧客を相手にビジネスをする限り必ず役に立つことでしょう。
経営者、マーケティング担当、デザイン担当の方だけでなく、
営業担当のでも読めば必ず参考になると思います。
概要
Amazonの商品概要です。
無駄に時間をかけず、売り上げを飛躍的に伸ばすマーケティング法とは何か? それは、マーケティングの従来の常識である「お客様主体の営業」から、「営業側主体の営業」へ転換することである。
お客様主体の営業とは、商品を見極め、きっと買ってくれるであろう客に必至で対応することだ。駄目だったらまた次の客を探し出す。しかしこれではコストがかかるうえになかなか利益に結びつかない。一方、営業側主体の営業とは、商品を買う際、客自らが店を探し出し、買わせてくれと言わせる方法である。これを、エモーショナル・マーケティングと呼ぶ。つまり、客のエモーション(感情)を知り、相手の反応を誘発させることによってこの現象を作り出す。
この本を手にとった人は、客をどのように生み出し、利益を生み、営業効率を飛躍的に上げるかというエモーショナル・マーケティングの具体的なメカニズムを知ることになる。一度読めば、いつの間にかその魅力に引き込まれている自分に気づくだろう。
ビジネス本には珍しく、ショッキングピンクの表紙に奇抜な前書き「なぜ、あなたはこの本を手にとりましたか?」。そして、裏表紙には本書による驚くべき成功実績の一覧表。この本のつくり自体がエモーショナル・マーケットの手法によって構成されている。続々と増刷を重ねているのも納得できる。すぐに利益に結びつく儲けのメカニズムを示した実践的なビジネス本だ。
この本の著者、神田昌典さんは、
外務省やコンサルタント、米国企業の日本支社の支社長を務めたり、
いろいろと経験してきた方で、実践の中で学んだマーケティングを
この本で紹介してくれています。
この本を読むだけでコンサルタントに頼らなくても事業が出来る、と思うような内容です。
何が凄いかって、この本を読んでいると度々、よくテレビなどでやってる心理マジック(視聴者の想像するフルーツの絵が、テレビの中の封筒から出てくるヤツ)のような感覚に陥ることがあります。
それら全て著者の神田さんが仕組んだもので、読者の私たちは読みながら実際に神田さんのマーケティングテクニックを体感することができるのです。
これをランディングページや、広告のクリエイティブに応用できたら
本当に90日で売り上げが上がるんではないかと思います。
読んでて圧巻の一冊でした。
ひょうひょうとした書き方に違和感がある人もいるかもしれないけれど、これがまたお客さんの心をつかむ手法だったりして。
実際に違和感があると気になって続きを読んでしまいますからね。
神田さんのセールスライターとしての実力が垣間見える、ベストセラーが納得の本です。
以下、この本の教訓のようなものを簡単に紹介します。
●商品を売る前に自分を売る
お客さんのと商品との距離を把握して、まず、「自分から買ってもらいたい
かどうか?」を問いかけてお客さんに親近感を与える。
●儲かる広告は、かんたん他説明よりも十二分に
※興味のある客には十分に説明する。逆に不足すると、お客様は不安を
感じて売れなくなる。
●お客がいればビジネスは立ち上がる
人、金がなくても何とかなる。
●「快楽を求める」、「苦痛から逃れる」ワードをキャッチコピーに
食いつきがよくなる。※特に「苦痛から逃れる」は反応がイイ。
●タイトルが大事
そのタイトルから、
内容を読まなければすごく損をしてしまうんじゃないか?
と思わせるくらいのタイトルにする。
●認知不協和を使う
●緊急性を使って行動させる
この手の本は読んでから実践しなくては意味がありません。
神田さんの手法にまんまと引っかかるのが面白くて、気づいたら読み終わっていたというくらい読みやすい本でした。
ビジネスをやっている人に特におすすめです。