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マリーナで過ごす束の間の休日

先週末、
私は千葉県のとあるマリーナにいました。

実に1年ぶり、
毎年この時期に行っている
ヨットの掃除のためです。



そんな掃除なんて
マリーナの職員に任せちゃえよ
とか思うかもしれませんが、
任せると結構お金かかるんです。

なので毎年、
父親と2人で小さなヨットの
船底掃除と再塗装をしています。

今日はそんな備忘録…






目次

ヨット買い換えたんです。

そういえば今年入って早々、
我が家に新しいヨットが届きました。

神奈川県に係留されていたヤツを
東京湾横断させて千葉のマリーナまで
ゆっくりと運んできたのです。

もともと持っていたヨットは
既に売約済み。

ほんのちょっとだけ
大きなヨットに乗り換えました。






陸揚げします。

係留場からマリーナまで船を動かし、
クレーンで陸に揚げてもらいます。

長い間掃除をしていなかった船体らしく
船底にはフジツボがびっしり。

千葉より神奈川の方が
フジツボ付ききやすいのかな?






船体のメンテナンスします。

マリーナのメカニックさんにも手伝ってもらい
長距離航海にむけてしっかりと整備してもらいます。

なんとセンターポールの先端まで
細いロープ1本で登っていました。

写真はウィンドインジケーター(風向計)を
新品に交換してもらっている様子。

他にもセンターポール中腹にある
電球の配線交換や、ワイヤー交換などをしました。

今回はヨットを買い換えてから
初めてのメンテナンスでしたので
かなり大掛かりな作業です。






フジツボを剥がします。

技術的なメンテナンスが終わってから
船底のフジツボ剥がしをしました。

これは毎年の作業ですが、
このヨットは尋常じゃないくらい
フジツボがくっついていて大変でした。

ヘラみたいな道具で
ひたすら剥がしていきます。

写真は、
船底とキールの上半分まで
フジツボを剥がした様子

キールの下半分はまだ手付かずなので
びっしりとフジツボが付いています。



この作業は、
フジツボの返り血(笑)を体中に浴びます。

固着しているフジツボの胴体を
バッサリと一刀両断するわけですから
ビシャビシャ体液が飛んできます。

わりと最悪です。




なんとか手作業での
フジツボ剥がしが終わった様子。

ヨットの下に落ちているのは
全部フジツボです。






高圧洗浄機で洗います。

ある程度きれいになった船底を
高圧洗浄機でガーッと洗います。



この船の面白ことに
プロペラが閉じる構造をしています。

もともとヨットレース用の船体らしく、
セーリング時に抵抗とならないように
パタンと羽を閉じてしまいます。

エンジンをかければ
遠心力で勝手に開いてくれる構造

オシャレです。




高圧洗浄機をかけた後
なかなかきれいになりました。

白い点はフジツボの残骸
キリがないのでこれは諦めます。

ここまでの作業で
丸一日使ってしましました。

船がおっきくなった分、
作業も大変に…






船底塗装します。

日を空けて船底塗装しました。

プロペラシャフト2回
船底塗装2回

乾くまで時間かかるので、
この塗装だけでも1日かかります。






テスト航海は今週末

今回は大掛かりなメンテナンスで
ジブファーラを取り付けたり
かなり装備をいじったので

今週末またマリーナに行き
沖に出してセーリングする予定です。

ヨットは海上の別荘
※作業が思うように進まなかったため
 セーリングはキャンセルとなりました…

2週連続週末ヨットとか、
なんか優雅でいいですね。

清掃は苦痛でしかありませんが。






ギャラリー

今年入ってからうちに来たこのヨットは
なかなか良い雰囲気を醸し出しています。




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