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私が読んだ本:22冊目
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方
橘 玲 (著)
幻冬社
2014年9月26日
多分、私の人生を
大きく変えることになったであろう一冊。
この本をキッカケに2020年、
個人事業主から法人成りしました。
知らないと老後苦労する
資産形成に直結するクリティカルな内容です。
この本に出会えて
心の底から良かったと思っていますし、
社会に敷かれたレールの上ではなく、
自分の人生を歩もうとしている全ての方に
オススメしたい一冊です。
概要
Amazonの商品概要です。
お金持ちになった人続出! ! 30万部を超えるベストセラーになった『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を12年ぶりに全面改訂。
「『黄金の羽根』を読んで人生が変わりました」という人、「この本に触発されて会社を辞め、いまは赤坂にビルを3棟持っています」という人などなど、この本を読んで経済的独立を手にした人が続出したベストセラー『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を12年ぶりに全面改訂。リーマンショックや安倍バブルなどそのときどきで経済環境の浮き沈みはあったが、原理的なことはなにも変わっていない。経済的に成功するためには、経済合理的でなくてはならない。国家とは人生を最適設計するための道具にすぎない。東日本大震災と福島の原発事故が起き、日本の社会が大きく変化したように見えても、じつは制度の歪みはほとんどそのまま温存されている。だからこそ12年前の“黄金の羽根"をいまでも同じように拾うことができるのだ! !
黄金の羽根=制度の歪み
私たちは日本に住んでいる以上、
日本の税法によって所得の一部を国に納めます。
その割合は所得によって変わってきますが、
収入が多くなればおなるほど
多額の税金を納めなければなりません。
私自身、税法に詳しいわけではないのですが、
感覚的に、MAX50%ほどでしょうか。
どれくらいの収入で
MAXの所得税率になるのか
全く知りませんが、
3,000万円稼いだら手取りは
1,500万円というイメージですよね。
半分も税金で持ってかれるなんて、
改めて考えると結構イタいですよね。
この本では、
そんな莫大な税金を賢く圧縮する方法が
かなり細かく紹介されています。
具体的には、
個人事業主になったり一人法人を作って、
生活費の一部を事業の「経費」として計上。
例えば、今住んでいる家を「事業所」と捉えて、
家賃や電気ガス水道代を経費計上することで、
自己負担する額が減りますよね。
そうすることで給料は変わらなくても、
生活費が減ることでその分余裕が生まれます。
そういった賢い資金繰りで余裕を作る
というのがこの本のメインテーマです。
個人事業主や法人設立が
「黄金の羽根」をつかむ一番効果的な方法ですが、
他にも固定費を如何に減らすかという観点で、
無駄な保険を見直したり、家を見直したり、
資産形成という観点で、
収入の一定額を長期的に投資したりと、
日本という国で賢く生きていくための
実践的な方法が書かれている本でした。
年収600万円の人と1,000万円の人とでは
生活の苦しさがほとんど同じっていう話も
聞いたことがあります。
所得税率がガクンと上がるのと、
生活水準を上げてしまって、結局は
年収600万円の人と変わらないくらい
生活費がカツカツというわけです。
収入が増えたとしても生活水準を維持すれば
その差額分、余裕が生まれるわけですが、
例えば1,000万円稼ぐと、
収入が同じくらいの人たちと生活水準を
合わせたくなるのが人間という生き物です。
実際私も、稼いだらそれなりの
生活を実現したいという夢があります。
生活水準をあげるだけでは、
将来のための資産形成はできないので、
税金を圧縮しながら賢く資産を
作っていきたいなと改めて思いました。